高校受験すぐにできる、たった11のこと【時間編】
1.机に向かって、3分座る
<机に向かうだけで、やる気が湧いてくる>
なかなかやる気が起こらない人は、
とにかく机に向かって3分間で良いので席に座ってください。
1時間も座れないでいいのです。
3分間座るだけでいいです。それだけで机に向かう習慣がつきます。
学習習慣がついていない人は、
まずは、とにかく机に向かうだけでいいのです。
机に向かっていると、不思議と勉強する気が湧いてきます。
条件反射のようなものです。
まずは座るだけでだけでよいです。
2.ゲームは終わる時間を決める
<ゲーム・ケータイ・テレビ・マンガを終わらせる時間としない時間を決める>
ゲーム・ケータイ・テレビ・マンガは、、受験生の4大誘惑です。
この4つを「しない」にすると、ストレスになります
していいのです。
ただし、終わらせる時間を決めて、それを守るのです。
しないことよりも、終わらせる時間を守るほうが難しいのです。
30分だけやろうと思っていても、「今ちょうどいいところなのに」というときに、
やめられなくなります。
終わらせる時間を決めて、それが守れる人は、根性があります。
勉強している間はメールを見ないと決めると、集中力がつきます。
受験は、集中力の勝負です。
集中力のある人が通って、集中力のくじけた人は落ちるのです。
頭がいい悪いではないのです。
3.休憩は5分
<6割のところで、休憩を入れる。>
休憩を入れるタイミングは、全体の6割といったところです。
休憩を入れるのは悪いことではないのです。
休憩の入れ方がヘタな人は、半分より前で入れています。
半分より前に休憩を入れると、しんどいです。
後半に向けてエネルギーを上げていかなければいけないからです。
6割で休憩をすれば、峠を超えているので、あとはスッといきます。
4割で休憩する人は、「まだ半分以上ある。しんどい」と感じます。
60分の勉強時間の中で5分休憩を入れるなら、
そのタイミングは35分か40分のところです。
そうすることで、効果的な休憩になります。
同じ5分の休憩でも、どこで入れるかで違ってくるのです。
4.勉強はたまにたくさんではなく、毎日少しずつ
<勉強を生活の中に、定着させる>
予定をなかなか実行できないのは、生活の中に組み込めていないからです。
生活の中に組み込んでしまえば、それは習慣になります。
朝起きたら、必ず顔を洗い、歯を磨くように。。。
習慣を作るのは大変ですが、習慣になってしまえば、
なんのストレスも感じなくなりますし、頑張る必要もなくなります。
頑張って勉強しているうちは、効果が出ません。
頑張るのではなく、気がついたらやっているのです。
大切なのは、「今日から一日6時間ずつやるぞ」とムリに飛ばさないことです。
1日目は出来ても、次の日につらくなります。
それよりは、習慣になって、今自分が勉強しているという意識を特にないぐらいまで、
毎日同じ時間、帰ってきたら机に向かう形を作るのです。
スケジュール作りで最も大切なのは、
「これだったらできる」というムリのない形にすることです。
「毎日5時間勉強しよう」ではなく、「毎日30分だけやろう」のほうが続けられます。
続けられるムリのない形が、習慣化できるのです。
5.「いつもどおりの生活」を変えない
<受験だからと、毎日の生活を変えない>
受験だから時間がもったいない、という理由で今までやってきたことをやめると、
生活のリズムが狂い始めます。
受験態勢に入る前とあとで生活を変えないようにすることです。
今までしていたことを続けると、受験勉強の時間が奪われます。
でも、時間が足りなくなることのマイナスよりも、リズムが崩れることのほうが、
もっとロスが大きいのです。
生活のリズムが今までとズレると、もっと効率が悪くなります。
つい、受験は特別だと考えます。
家族も気を遣って、あれはやらなくていい、これはやらなくていいと言います。
そんなことに気を遣わなくていいのです。
6.徹夜しない
<火事場の馬鹿力は、最も効率が悪い>
「自分は、追い詰められると火事場の馬鹿力で、強いんだ」という人がいます。
火事場の馬鹿力は、効率が悪いのです。
受験は1年をかけた長丁場です。
少しずつコツコツやっている人のほうが、確実に力がついていきます。
火事場の馬鹿力を出したマイナスは、あとできます。
「自分は徹夜に強い」と言いながら、徹夜したあと1週間頭がもうろうとしているという
マイナスは大きいです。
そういう人は「徹夜に強い」とは言いません。
毎日できて、あとでなんのダメージも出ないほうがいいのです。
7.睡眠時間を削らない
<睡眠時間は、勉強時間に入れていい>
受験生には昔から「睡眠時間を何時間削るか」というテーマがあります。
睡眠時間は、勉強時間に入れていいのです。
勉強を3時間して、睡眠を7時間とったら、その人は10時間勉強したことにしていいのです。
脳は寝ている間も働いています。
寝ている間に、習ったことを頭の中で整理しているのです。
ところが、つい睡眠時間を削って勉強してしまいます。
これでは頭の中を整理する時間がなくなってしまします。
覚えていられるのは、頭の中の棚が整理されているからです。
だから、取り出せるのです。
寝ている間に頭の中を片付けてくれる人に、時間を十分に与えてあげることです。
睡眠時間と勉強時間を取り合わないことです。
試験に通る人ほど睡眠時間は長いです。
「あの人は頭がいいから、睡眠時間を長くとっても試験に通るけど、
自分は睡眠時間を削ってでもやらなければ」というのは、逆方向にいっているのです。
8.早寝しよう
<寝だめは、早寝で取り返そう>
眠くなったら、とにかく寝ることです。
眠くなるということは、頭の中にいる人から
「早く片付けさせてください」という連絡がきているのです。
「たくさん覚えたから、頭の中で整理しますので、こちらに時間をまわしてください」
という連絡が「眠い」ということです。
寝たほうがいいのです。
寝て、頭の中の片づけが終わると、全力で目の前にあることを理解したり、
覚えたり、計算したりできます。
眠くなったら寝て、起きてからまたやったほうがいいのです。
毎日少しずつ睡眠が足りなくなってくると、頭の中の棚を整理する時間が
少しずつ足りなくなって、片づけきれないところが出てきます。
このときは、寝だめをしたほうがいいのです。
寝だめの方法は、たった1つ。
「早く寝ること」です。
早寝は、遅れを取り戻すのにいいのです。
間違った寝だめの方法は、「遅く起きること」です。
似ているようで、全く違います。遅く起きるのはアウトです。
9.毎日同じ時間に勉強する
<規則正しい生活が、勉強の効率を上げる>
「何時間、勉強するか」ではありません。
「何時に、勉強するか」です。
毎日同じ時間に勉強するのが、最も効率がいいのです。
頭の中にいる人は、「この時間に勉強するんだな」と思うと、
その時間に脳をスタンバイしてくれます。
これで効率がよくなるのです。
毎日、長時間勉強しても、勉強時間が早くなったり遅くなったりしていると、
脳があたふたします。
毎日同じ時間に勉強してあげることで、脳は効率よくまわります。
生活全体が規則正しいのがベストなのです。
10.習い事は続ける
<長く続く習いごとをもつ>
続けてきた習いごとは、受験のためにやめないことです。
ピアノやバレエは、続けたほうがいいのです。
受験は、コツコツ継続できた人の勝ちです。
習いごとをしている人は、継続するコツを身につけています。
身につけた継続のコツを、受験勉強に当てはめればいいだけです。
受験勉強は、やってもたかだか1年です。
習いごとは、何年も続けています。
習いごとという、はるかに難しいことをやっているのです。
習いごとの1つとして、受験勉強を考えればいいのです。
習いごとのペースはそのままで、受験勉強を当てはめていくことが大切なのです。
11.朝型にする
<朝型にしておくと、試験の本番でベストな状態になる>
ほとんどの試験は午前中に行われます。
いつも朝から勉強していれば、本番でも脳は「勉強をする時間だ」とわかって、準備もできています。
いざ試験の当日だけ早起きしても、いつもそういうダンドリになっていなければ、
脳が協力態勢を作れなくなります。
脳の勝負は、起きてから何時間かで決まります。
夜型の人は、試験のときか直前だけ朝起きてやろうとします。
夜型になっていると、起きてからずいぶん時間がたって、エンジンがかかり始めるという
体のクセがついています。
脳が夜型の体のクセを覚えてしまうと、午前中にベストな状態ではまわらなくなるのです。